「国難」に「抗う」牙を持つ僕らになろう。

皆さまご存じの通り、何所を眺めても「物価高」。

燃料費を端緒とする生産・輸送・販売人件費等の異常な高騰により、うなだれる庶民を余所に物価はうなぎ上り。

水道光熱費は勿論、日常の足のガソリン価格も一向に下がる気配もない。

役人の算数レベルを超越した加速度で進行する少子高齢化と、反比例するように減衰する労働生産力。

 資本力の「数の力」に驕り昂り、それは「圧倒的多数」の総意として罷り通り、結果、「富むもの」と「富まざるもの」にはっきりと二極化された格差社会。

「結果(成果)が出せない」=「社会の敗者」

という既定路線に対しての、絶望と失望、諦念と放置が蔓延しているという日常。


それでいいのか?

生きていく事すら、誰かに許しを希うような社会を、このままでは迎えるのではないのか?


ありきたりだが、そういう状態を「国難」という。

日本においての「国難」とは、歴史に聞かずとも幾度となく叫ばれ、長久の歴史の中で、様々な要因で、都度、乗り越えてきた実績がある、この日本で、「自ら」この「国難」を甘んじて受け入れている場合じゃないと思うのだ。


長らく自由民主党と公明党に対して、無為に政権与党を「担わせていた」責任は、誰あろう、僕たち一人一人の有権者だ。

じゃあ、その引導はやはり、僕たち一人一人の有権者が、「自分の意志」で下さなくてはならないだろう。


減税がポピュリズム?

未来の世代につけを回さない財政規律?

失敗を失敗と、素直に認めることの出来ない組織や権力団体は、「終わってる」。

反省が出来ない組織は、総じて腐る。

僕たちは色んな場所で、場面で、そうした組織やら人間やらを見てきた筈だ。

そうした、「反省」も「改善」も出来ない組織や人間の行き着く先は?

そう、「バックレる」。


所詮、バックレるしか能のない奴らの言うなりに、僕たちは「能無し」呼ばわりされてていいのか?

良いように言い包められて、また騙されて、馬鹿にされ続けたいのか?

「嫌」な事は「嫌」と、言える事が自由の基本、と僕は思う。

「NO」と言える、僕ら有権者が率先して、「だらしない奴ら」の代わりに、国を憂いてあげようじゃないか。


◆ 【増税か減税か】

来るこの夏の参議院選挙、僕ら有権者は、下らないマスメディアやSNSなんかの「雑音」になど目もくれなくて一向に構わない。

すなわち、自分の投票権の対象である、各選挙区と比例区の面々が、「増税志向」なのか「減税志向」なのかを見定めればいい。

これならば単純極まりないので、自動書記並みに「減税志向」側に投票すればいい。

馬鹿でも分かる話だが、例えば投資をするにしても「種銭」もないままでは何もできやしない。

全国民は、まず「手持ち金」がいるんだ。

そうなれば、手法はどうあれ、「減税志向」の政党に舵を切るのは当然だ。

まずは全国民に、明日を戦うための、明日を生き抜くための「手持ち金」を多く残せるような施策を打ち出す勢力を、数多く国会に叩き込むしかないわけだ。

将来の展望と、手元の金を比較する向きもあるだろう。

希望が先か、金が先か。

はっきり言って、金が先だ。

金がないと飯もありつけない。

今生きる金を生み出す、「減税」にのみ集中し、保守だ左翼だとかいう雑音を垂れ流すテレビはぶっ壊せ。新聞雑誌なんか焼き払え。小賢しいYoutuberの再生数なんか回してやるな。徹底的に無視してやれ。


◆ 【「減税」勢力が勝ったとしても】

奇跡的に、僕ら有権者の「まっとうな」投票行動の効果が発揮され、「減税」勢力と呼ばれる参議院議員が数多く送り込まれることになったとしても、そこで僕ら有権者には、まだやるべき義務はあるのだ。

国家の主権者たる「国民」として、立法府である国会、行政府である内閣、司法府である最高裁判所に対し、「国民の意見」として提言をし続けること。

主権者である国民が積極的に、国政というものに深く関わろうとする気概を見せる事こそが、最大の牽制になるのだ。

そして、生活基盤である一般社会に対しては、「主権者である国民」を第一に考え、今まで馬鹿にされコケにされ続けた「地道な厚意・努力が真に報われる」社会風土へと変える声を上げ続けること。

個人の弛まない努力の結果に得られた社会的成果は正しく評価し、既存の権益便益にしがみ付く害虫のような輩は、社会からは退場させる。


少年よ、大志を抱け。

大志を抱くための土壌、大志を抱く人材、大志を支える環境、次の大志を抱く種まき。

その全てが大事だと思う。

大志という若葉に群がる害虫が、僕らの社会には依然として存在する。

その害虫を正しく駆除し、健やかな土壌と輝ける日照と、優しい雨水で育み、立派な大樹に育てよう。

僕らはその「牙」を、醜く膨れ上がった社会の不条理に、突き立てよう。

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